おおいた終活フェア2015にご登壇いただいた宮内康二氏が代表をつとめる一般社団法人-後見の杜の新刊です。
大分県内にも後見の杜大分支社があり、相談会やセミナーを行っています。
このところ後見人制度に関する書籍は増えてきましたが、同著のように実際の申立書や登記事項証明書など資料を明示したものは多くありません。
後見人や被後見人と取引をする金融機関でさえも、認識不足などから、窓口で適切に対応できていないケースも多いと聞きます。
そんな実務の現場に即した内容が事例とともに詳しく紹介されています。
・登記事項証明書の提示を後見人が拒む
・後見人が後見監督人の同意を得てこない
・被後見人が自らの残高や証券内容を照会してきた
・家族からの要請に従い被後見人の預金を払い出す
・後見人と連絡がとれない
・催告した補助人の判断能力が不十分と思われる
これら想定されるケースは法人後見を担う事業者も、大いに関心のあるところではないでしょうか?
金融機関のみならず後見制度の運用、実務を知る上で指針となる一冊です。
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