こんにちは。ファイン編集部です
5月も下旬となると日差しも強さを増してきますね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は終活応援団インタビュー第6回をお届けします 今回は、遺品整理・特殊清掃のプロ、NICObitの江田さんにお話しを聞きます。
編集部:江田さん、よろしくお願いします!
江田さん:こんにちは、NICObitの江田梢(えだこずえ)です。よろしくお願いします。
編集部:よろしくお願いします!ニッコリ笑顔が素敵ですね。 ニッコリと言えば、会社名がNICObit(ニコビット)ということですが、どういう意味なんでしょうか?
江田さん:はい!遺品整理をしてご家族様に遺品をお渡しする時に、笑顔のカケラを残していけるようにという思いを込めて、NICObitと名付けました。笑顔はニコニコなので、NICO(ニコ)。カケラは英語でbit(ビット)ですね。
編集部:分かりやすくて可愛い感じもする素敵な社名ですね。 どんな方がご依頼されるんですか。
江田さん:親族を亡くされたご家族の方、また故人の相続人代理として弁護士や税理士さんからのご依頼も多いです。親族がいらっしゃらない方の場合、お住まいになっている家の大家さんからのご依頼もあります。
編集部:NICObitさんのホームページには「大分県唯一の専門店」と書かれていますが、大分では専門でやっている企業は少ないんでしょうか。
江田さん:ニーズが高まっているからでしょうか、ビルメンテ会社さんや運送会社さん、産廃会社さんなどメイン事業がありながら遺品整理を行う企業も増えてきています。しかし、専門で行なっている会社は私たちだけですね。
編集部:専門店ならではのサービスのポイントは何でしょうか。
江田さん:徹底した丁寧さですね。例えば、洋服のポケットの中のチェック、本の間に何か挟まっていないか一冊一冊チェック。引き出しの裏側、畳の裏側、天井裏、ソファの中など、とことんチェックして大切な遺品の確認を行うのが私たちのカラーです。(※下の写真は回収された遺品の一部)
編集部:そこまでチェックするんですね。 遺品整理と聞きイメージでは、ただ片付けて掃除するだけと思っていました。
江田さん:大分県ではお客様も企業も遺品整理は捨てるものと解釈される方がすごく多いのですが、私たちは、遺品を見つけて人に繋いだり残したりすることが遺品整理だ思っています。ある時は、整理中にまとまったお金がみつかったり、ある時は、依頼者が七五三の時に着ていた着物や赤ちゃんの時に遊んでいたオモチャがみつかって喜ばれたり思い出に向き合う機会になっていますね。
編集部:まさしく社名通り、笑顔のカケラを探して残されているんですね。 ちなみに、こちらの事務所にはいろんな道具がありますが、これはお掃除道具ですか。
江田さん:そうです。遺品整理の現場では、孤独死されて数ヶ月後に発見された現場の整理・清掃のご依頼もあります。ご遺体が痛んでいた匂いを取るために、九州でもほとんどない専用のオゾン脱臭機を使ったりしています。
編集部:江田さんの名刺に、取得されている資格が書かれているんですが、終活カウンセラーや脱臭マイスターの他に、毒物劇物取扱責任者の資格も持たれているんですね。
江田さん:様々な現場に対応できるように準備をしていますね。専用のマスクや防護服を着用して整理する場合もあります。
編集部:まさにプロフェッショナルですね。今日は色々お話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に終活中の皆様にメッセージをお願いします。
江田さん:はい。終活では、自分の持ち物を整理・片付けることが大切だと思います。片付け中に忘れていた保険証券が出てきて保険を見直すきっかけになったり、眠ったままの財産をどうするかを考えるいい機会にもなります。終活を行う際に、何からすればいいのか分からない時はまず片付けから取り組むことをおすすめいたします。
編集部:どうもありがとうございました!
インタビュー後記
社名のようにニコニコ笑顔でいろんな質問に江田さんは答えてくれました。NICObitさんは7人のスタッフ中、5人が女性。遺品整理のきめ細やかさはもちろん、依頼者様の心を第一に業務を進めていくそうです。遺品整理にお悩みの方はぜひ一度ご相談してみてください。
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